肛門の痛みは痔?症状でわかる病気@考えられる病気とは

肛門の痛みは痔?症状でわかる病気@考えられる病気とは

 

 

肛門の周辺が痛くなるのは、原因がはっきりとしている症候性肛門痛とはっきりとした原因を特定できない無症候性肛門痛の2つのタイプがあります。肛門の痛みのパターンはさまざまで、原因によってズキズキ、チクチク、ジーンなどの痛みに四六時中悩まされることもあれば、座っている時間か長い時・夕方から夜にかけてなど時間によって痛みが出現する場合もあります。

 

代表的な病気は痔

 

症候性肛門痛は検査をすれば痛みを発症する原因をはっきりと特定できます。代表的なのは『痔』です。
●肛門にできたいぼ痔が腫れている
●肛門の外に突起ができる外痔がトイレットペーパーや下着で擦れた
●切れ痔または内痔によって、肛門の内側が排便時に痛い
●肛門周囲膿瘍によって、熱を帯びていて腫れて痛い

 

痔の場合、常に痛みを感じることはあまりなく
◎排便が困難でトイレでいきんだ時
◎下痢でトイレに長く座っていた時
◎重いものを持ち運びした時
◎下半身の冷え
◎長時間のデスクワーク
◎飲酒
で痛みが起こりやすいです。

 

痔以外の症候性肛門痛

 

痔以外では
●肛門や直腸に悪性腫瘍を発症している時に痛くなります。症状の進行とともに痛みが強くなるのが特徴で、タイミングや時間に関係なくずっと痛みが続きます。
●骨盤内の臓器の病気で痛みがあります。泌尿生殖、仙骨、筋肉やじん帯、脊髄、ケガなどが代表的な部位です。
●子宮内膜症などの婦人科の病気
●前立腺の疾患
●肛門のウィルス感染
●皮脂腺や汗腺に炎症がある場合
などがあります。検査をすれば原因がはっきりと確認できます。病気の治療を行って回復すれば、肛門の痛みも改善されます。

 

無症候性肛門痛の原因

 

無症候性肛門痛は検査をしても病気を特定する原因がはっきりとわからない症状です。
●消散性直腸肛門痛は夜から朝にかけて激痛を発症する症状ですが、精密検査をしても原因が特定できません。30分くらい痛みが続いたあとは痛みがなくなるのが特徴です。
●神経梅毒
●過敏症直腸炎
●帯状疱疹が回復したあとの疼痛
●加齢
●循環障害
●ストレス
などがあります。

 

短時間でも痛みを感じた場合には専門機関での検査が必要ですが、無症候性肛門痛から回復するには、生活環境や食生活の見直しと改善が大切です。食生活などを改善しても痛みが改善されない場合には、鎮痛効果のある座薬や内服薬の処方、神経ブロック注射などで治療することもあります。場合によっては精神を安定させる薬も用います。